フランスの病院について説明します.
フランスにはGeneralist(ジェネラリスト)と呼ばれる医師がいます.
体調が悪くなったり,熱が出たらまずその先生のところに行って,薬を処方してもらうか,違う病院を紹介してもらうといったことをします.
このジェネラリストは街中だとアパートの一室に診療室を持っていたりすることが多く,診療所の数もたくさんあります.フランスへ住むようになったら,まず,掛かりつけの医師を決めておくと安心です.何かあったらまずそこへ行く!わけですから.
その掛かりつけの医師を決めるのは自分自身です.
家から一番近いところ,と決める必要はありません,自分の好みで決めます.
なので,みんな評判によって決めているようです.
特に小児科に関しては評判がかなり大切だと思いました.
私の子供の医師を決めるとき,近隣の人に相談したら,みんな口をそろえて「A先生(仮名)がいいよ」と教えてくれました.そこへ行ってみると,評判どおりいい先生でした.
日本でも同じ状況だとは思いますが,当然,人気の先生のところには人が集まり混雑します.
逆に人気のない先生は・・・大丈夫なんでしょうかね?
ただし,少しやっかいなのは診療所と薬局(ファーマシー)が別のところにあるということです.
例えば熱が出たとき,まず掛かりつけの医師のところに行きます,そして薬を処方してもらいます.そうしたら次に薬局へ行き,処方された薬を伝え,自ら薬を買います.
大きな病院だったら薬局が隣接されていることもありますが,街中は診療所と薬局は基本的に離れたところにあります.ですので,ちゃんと薬を買うまで気を抜かずにしましょう笑.
病院について,私にとってすごくおもしろかったのが,診療してもらった際,「医師にお金(診療代)を手渡しする」ことです.
街中の診療所は一人でやっていることが多く,そこの医師が予約,診療などを全てマネージします.なので,診療代の会計もその医師が行うのは当然です.
お金を渡すとき,なんだか生々しい気持ちになったのは私だけじゃないはず(笑)
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